リスク回避という安楽

 最近、お昼ご飯を買いにコンビニに行くと、ゼロシュガーやカフェインレスのエナジードリンクをよく見るようになった。ことエナジードリンクに限らず、他にも~オフシリーズの商品ではノンアルコールビールや糖質〇%オフのカップ麺も増えている。また、喫煙者であるぼくは、嗜好品の中でも先のようないわば「ノン・レス・オフ」化の流れを汲むものとして、電子タバコ市場がそのシェアをどんどん広げていくことも驚きのまなざしをもって見てきた。

 まず、ゼロシュガー・カフェインレスのエナジードリンクや低糖質のカップ麺、電子タバコが流行するのは意外な感じがした。なぜなら、ジャンクフードや嗜好品は刺激が強い分快楽も大きいことにこそ魅力があるのであって、その刺激を軽減させてしまっては快楽も薄まってしまうと思うからである。とはいえ、これだけ「ノン・レス・オフ」商品が定着するからには、当然、ジャンクフードや嗜好品に比べて快楽は半減するが低刺激を求めるという人々がかなり多いということだろう。

  もともと、嗜好品にはリスクがつきものであり、またリスクがあればあるだけ気持ちいいし楽しいし美味しいというのもまた事実である。たとえば、極上の快楽として知られるドラッグは脳機能の破壊、喫煙ならばガンや呼吸器系疾患、アルコールは肝機能障害や二日酔い…。酒呑みならばきっと一度はこんな経験がある。もう最後の一杯にしようと言いながら、会話も弾み「もうちょっと飲むか」ともう一杯、もう一杯と酒が進む。飲めば飲むほどもっとこの場にいたいと思う。飲みすぎて家族に怒られる、明日の朝遅刻する、二日酔いで仕事をこなさなければならない…。そんな自分が鮮明にイメージできるとしても。逆に言えば、辛い未来があるからこそ、この瞬間のお酒がよりうまかったりする。

 ところが、最近はみなリスクと快楽を両方受け容れることが難しくなっているように見える。ぼくたちはことあるごとに怒られないか、目立ちはしないか、行き過ぎてはいないか、はみ出してはいないかと自制心を働かせている。楽しさや気持ちよさを素直に享受するのではなく、それによってどういう迷惑がかかるか、どういうリスクがあるのかに配慮し、それに対するケアを怠らないことは社会生活上の最低限のマナーとなっている。

 したがって、「ノン・レス・オフ」の商品は今の時代にぴったりの、よくできた商品だと言える。それらは他人に迷惑をかけたくないぼくたちが選びうる最善の選択となりつつある。電子タバコならニオイもつかないし副流煙による害悪も軽減される。ノンアルコールビールならばアルコールによる様々な失敗もしなくて済むだろう。「ノン・レス・オフ」という枠組みは今や「SDGs」や「フェミニズム」同様、間違いのない選択肢となっており自分にも他人にも言い訳ができる安心材料なのだ。つまり、その選択はリスク回避の安楽という様相を呈している。

 思い返せば、ぼくたちの社会は様々な場面において、リスクを徹底して排除するようになった。子どもたちの遊ぶ場はどんどん減らされている。道路や公民館でボールをけって遊ぶ子どもは見なくなったし、危険な遊具はすぐに撤去される。大人になれば日ごろからコレステロールや肝臓の数値を気にし、会社組織ではハラスメントにならないかとコミュニケーションにも配慮せねばならない結果、人付き合いも適度な距離で機械的にこなしていくようになった。

 事前にあらゆるシュミレーションをして予測し、危険を回避することは複雑化する社会においてとても大事なことだろう。けれども、次はこんなリスク、その後はこんなリスク…と目まぐるしく推移する社会では、問題の本質がどこにあるのかという問いは忘れられがちである。たとえば、「お母さん食堂」というブランドを女性差別的であるという理由で撤廃させたとして、果たしてそれで女性差別という構造は解決されるのだろうか。この問題意識について、思想家吉本隆明は次のように述べている。

現在、身近に迫ってくる社会的な事件は、〈緊急の課題〉と〈永遠の課題〉が両方混ざって出てきていると理解した方がいいと申し上げました。・・・緊急の課題というのは、こちらからあちらへいく課題です。それでは永遠の課題は何かといったら、ある社会的な事件があったら、その事件を、時間的に言えば未来、もっと親鸞的な言い方をすれば浄土、あるいは死からの光線で照らし出してみなければわからない問題です。・・・たとえば、煙草を吸うのは体に悪いからやめようじゃないかという嫌煙権の運動があります。煙草を吸うか吸わないかという一見すると小さな問題を、緊急の課題として解こうとすると、煙草はガンになるからやめたほうがいいというお医者さんのような考え方になったり、嫌煙家の人の考え方みたいになってしまいます。・・・しかしぼくはそれが正しいとおもいません。なぜなら、煙草を吸うか吸わないかという問題のなかには、永遠の課題があるからです。・・・未開社会の時から、麻薬や嗜好品を人類は嗜んできました。一時的な快楽や安楽、一時しのぎの苦悩からの解放であったりする麻薬や酒などの、体に絶対によくないであろう嗜好品を、人類はなぜ嗜んできたのでしょうか。人間性のなかには、生理的には悪いとわかっていることでも嗜まざるを得ない精神状態があるという問題は、永続的な課題であり、嫌煙家の人には絶対に解けないことです。*1

 

 多分ぼくたちの社会はもう免疫をつけるとはどういうことなのかを忘れてしまったのだろう。人は失敗を乗り越えて強くなる、といった教訓も言葉としては残っても教育的に実践することは困難となった。健康は大事。命は大事。その通りである。反論の余地はない。最近はみんなまともなことしか言わなくなった。理性でもって、こうすれば危険は回避できるといった類のことしか言えなくなった。先の吉本の言葉を借りるならば、現代人は「緊急の課題」のことで頭がいっぱいなのだ。

 たわむれに、この時代状況を免疫学的な比喩で表現し結びとするならば、政治的正しさに満ちた社会は殺菌・消毒を徹底する清潔で健康な身体、「炎上」はウイルスの侵入である。身体は当然免疫反応として異物を徹底的に排除しようとする。だが、皮肉なことに、あまり異物慣れしていない清潔で健康な身体は、時たま過剰な自己防衛システムを起動し、無害な物質までも攻撃することがある。最近はこういったアレルギー反応がそこかしこで起こっている気がしてならない。

 

*1:吉本隆明吉本隆明が語る親鸞』株式会社東京糸井重里事務所、2012年、185~188頁。

When I was Your Man

Same bed but it feels just a little bit bigger now
Our song on the radio but it don't sound the same
When our friends talk about you, all it does is just tear me down
'Cause my heart breaks a little when I hear your name

いつも寝ているベッドなのに今は少し広く感じる
いつも一緒に聞いてた曲も今は違う曲みたいだ
友達と話してて君の話題になると その場から逃げ出したくなるんだ
だって、君の名前を聞いただけでこんなにも苦しいんだもの
It all just sounds like ooh, ooh, ooh, hoo
Mm, too young, too dumb to realize
That I should have bought you flowers
And held your hand
Should have gave you all my hours
When I had the chance
Take you to every party 'cause all you wanted to do was dance

全てがこんな感じに聴こえてる ooh ooh ooh...
ぼくも子どもみたいだったしバカだった 気づくのが遅すぎたんだ
君に花束を贈ればよかった
君の手を握って
君にぼくの全てを捧げればよかった
そのチャンスがあったんだから
君をパーティーに連れて行けばよかった 君はダンスがすごく好きだったもんね
Now my baby's dancing
But she's dancing with another man

だから今頃君はどこかで楽しそうに踊ってるんだろうな
でも、その隣にいるのはぼくじゃなくて他の男なんだ

My pride, my ego, my needs, and my selfish ways
Caused a good strong woman like you to walk out my life
Now I never, never get to clean up the mess I made, oh
And it haunts me every time I close my eyes

プライドが高くてエゴイストで、わがままばっかり言って自己中心的だった そりゃあ君のように思いやりがあって忍耐強い女性もぼくから離れていくわけだよ
もう頭の中はぐちゃぐちゃで整理がつかないんだ 目を閉じるとこんな感じで永久ループさ

It all just sounds like ooh, ooh, ooh, hoo
Mm, too young, too dumb to realize
That I should have bought you flowers
And held your hand
Should have gave you all my hours
When I had the chance
Take you to every party 'cause all you wanted to do was dance
全てがこんな感じに聴こえてる ooh ooh ooh...
ぼくも子どもみたいだったしバカだった 気づくのが遅すぎたんだ
君に花束を贈ればよかった
君の手を握って
君にぼくの全て捧げればよかった
そのチャンスがあったんだから
君をパーティーに連れて行けばよかった 君はダンスがすごく好きだったもんね

Now my baby's dancing
But she's dancing with another man
だから今頃君はどこかで楽しそうに踊ってるんだろうな
でも、その隣にいるのはぼくじゃなくて他の男なんだ

Although it hurts
I'll be the first to say that I was wrong
Oh, I know I'm probably much too late
To try and apologize for my mistakes
But I just want you to know

つらいけど
まずはぼくが間違ってたって言わないとな
そうだね ぼくの犯した過ちを謝罪するには遅すぎる
でも 君に分かってもらいたいんだ I hope he buys you flowers I hope he holds your hand Give you all his hours When he has the chance Take you to every party 'Cause I remember how much you loved to dance Do all the things I should have done When I was your man Do all the things I should have done When I was your man

あの時君に花束を贈ってあげたかった
あの時君の手を握っていたかった
ぼくのすべてを捧げたかった
そのチャンスがあったんだから
君をパーティーに連れて行きたかった
君がどんなにダンスが好きか 知っていたから
もしもあの時に戻れるのなら すべきだったことをさせてほしい
君の男だったあの時に
もしもあの時に戻れるのなら すべきだったことをさせてほしい
君の男だったあの時に


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Bruno Mars - When I Was Your Man Lyrics | Lyrics.com

 

素晴らしい和訳→When I Was Your Man Bruno Mars 日本語 歌詞 和訳 | ティモシーDiary (ameblo.jp)

easy

Know it sounds funny
But, I just can't stand the pain
Girl, I'm leaving you tomorrow
Seems to me girl
You know I've done all I can
You see I begged, stole, and I borrowed! (Yeah)

おかしいってわかってるけど
でも、もう耐えられないんだよ
明日には君のもとを去ろうと思う
ベストは尽くしたよ わかってくれるよね
そうだね 色々と頼み込んだり 盗んだり 借りたり なりふり構わずに

Ooh, that's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning
That's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning!

だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ
だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ

Why in the world would anybody put chains on me?
I've paid my dues to make it
Everybody wants me to be what they want me to be
I'm not happy when I try to fake it! no!

どうしてこの世界ではだれもがぼくを鎖で縛りつけておこうとするんだ?
成功するためにずいぶんと代償を払ってきた
みんなぼくにこうなってほしいなんて勝手な理想像を押し付けてくるんだ
ちっとも幸せなんかじゃなかった 偽りの自分を演じるのは 幸せなんかじゃなかった

Ooh, that's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning
That's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning!

ああ、だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ
だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ

I wanna be high, so high
I wanna be free to know the things I do are right
I wanna be free just me! Whoa, oh! Babe!

高みに行きたい
自由になりたいんだ ぼくの行いが正しいって 自信をもって言えるくらいに
自由になりたい このぼくでいるために


That's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning, yeah
That's why I'm easy
I'm easy like Sunday morning, whoa
'Cause I'm easy
Easy like Sunday morning, yeah
'Cause I'm easy
Easy like Sunday morning

だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ
だから今は気楽なんだ
日曜の朝のように 気楽なんだ
そうさ 気楽なんだよ
日曜の朝のように そうさ
気楽なんだ
日曜の朝のように...


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Commodores - Easy Lyrics | Lyrics.com

The Commodores - Easy の日本語翻訳 |Musixmatch

もらい物

おばあちゃんの家に行くと、よく物をもらう。

 

果物だったり魚だったりお菓子だったり。大抵食べ物だが。

 

大変ありがたいのだが、同時に何か心に灰色の煙が広がっていくような感じもする。

 

誰しもが一度は思ったことがあるのではないか。

 

このモヤモヤは何だろう。

 

単に、こんなの要らないのになあ、という煩わしい気持ちだけが生じたのではない気がする。

 

何か物を頂いた時、ぼくたちはその親切に対して親切を返さなければなあと思う。その義務感にモヤモヤを感じるのだ。

 

そんなの当たり前だと言われればその通りだ。

 

けれども、親切を返すのが煩わしくて嫌なのであれば、ぼくたちはそもそも、往々にして親切を求めていないということになる。

 

もっと正確に言えば、人からの親切と返礼という円環を面倒なものだと感じることが多いということだ。

 

贈与は受け手の「負い目」となり、返礼の義務感を生む。それが人と人とのつながりをもたらし(あるいは維持させ)、共同性を育む。

 

人はそうやって社会を維持してきた。

 

このことを好むか好まざるかに関わらず、人類が続く限り贈与はなくならない。

 

NTR

令和の時代を生きているぼくたちにとって、記憶に残っているマンガといえばやはり鬼滅の刃だろう。あるいは呪術廻戦か、約束のネバーランドか、あまりマンガ通ではないぼくにとってはその辺りしか答えられる作品がない。

 

そんな普段マンガをあまり読まないぼくが、裏マンガ史として、20代で衝撃を受けた作品はと言われれば、いわゆるNTR、寝取り系エロマンガの『カラミざかり』である。

 

ぼくがいくつか購入し、読んだ乏しい経験から言ってもNTR作品市場というのはかなりの規模である。その中で、他のどの作品とも毛色の違う、異質の輝きを放っていたのは『カラミざかり』だと思ったのである。

 

ここからはみなさんが『カラミざかり』を読んでいる前提で文章を書こうと思う。

 

物語の中で、主人公の高成とヒロインの飯田、寝取役である吉野貴史(ハゲ)、そしてもう1人の女性キャラクターである新山が主な登場人物である。みな高校生で、主人公高成は飯田が好きなのだが、ある日の下校中、ノリで貴史(ハゲ)の家でセックスが始まる。そこで、高成が恋するヒロイン飯田が貴史(ハゲ)に寝取られてしまうのである。

 

表現上の特徴として、全体的に情景や人物の描写はとても淡白で線的である。学校の休み時間の何気ない場面からセックスシーンまで、エフェクトが派手につけられることはなく、淡々と描かれていく。そこにはデビッドフィンチャーのテンポ良いカットを想起させるようなコマの運びが見られる。

 

描写において、ぼくが最も素晴らしいと感じるのはセリフがあまりないという点である。他のNTR作品を見れば明らかだが、行為中の擬音やセリフは量が多くかつ派手に描かれがちである。あるいは寝取りの回想シーンなどではとかく寝取られた側の悔しさや喪失感などの感情が事細かに吐露されている。こうしたセリフや感情の文字の量の多さは読者の時間を止めてしまう。ぼくたちは作品にのめり込むことを遮られ、性行為の描写や文字に集中してしまう。それに対して、同作品では性行為の前後、そして最中も余計なセリフは極力省かれている。興奮は吐息、汗、顔の火照り、陰部を抑える仕草で表され、性行為のシーンはベッドの軋む音、手の重ね方、唇の合わせ方、挿入から流れるように無駄なく、クライマックスにつれ大きく描かれる。だからこそ、寝取られ最中の高成の茫然自失とした黒い瞳と、事後の飯田の紅潮した頬とうつろな瞳がなんとも言えない余韻を読者に与えるのである。これは紛れもなく描写の力であろう。淡々と描写されるからこそ、ぼくたちはその余白部分において、この寝取りという行為に伴う悔しさ、喪失、憎しみなどの感情をじっくりと味わい、また、寝取りという行為の意味や倫理について考察できるのである。

 

『カラミざかり』は3部作品である。パート1は寝取られという喪失の始まり、パート2は喪失の徹底であり、パート3では寝取られという喪失を高成自身が性的嗜好へ昇華するというラストを迎える。

 

『カラミざかり』は見事に読者を裏切ってくれたのだと思う。高成は寝取られという喪失感から目を背けず、徹底的に自分をいじめ抜くという意味で、あくまで飯田に執着し続ける道を選んだ。彼は社会人になっても飯田と交流を続けており、彼女からセックス遍歴や犯された後日談を聴き続けることで寝取られを何度も追体験し、悔しさと喪失とマゾ的な快楽を何度も反復する。彼は物語の最後、次のように言うのである。

 

飯田 僕は君を好きになってよかった だってこんなに苦しい こんなに最低な気持ちを抱かせてくれる ありがとう 飯田 君は最高だよ

 

『カラミざかり』は中途半端な青春群像劇に逃げることなく、かといって単に主人公が虚しさを感じて終わるのでもなく、変態は変態でいいのだという結末を迎えた。

 

昨今は性的マイノリティでさえ多様性の名のもとに自由を失っていく。性的マイノリティは本来、数的不利ゆえの強い親密性をもち、秘匿されればされるほど出会いや行為の快楽は大きくなる。ここにこそ彼らの存在意義があった。しかし、今や朝井リョウの言うようにマイノリティの中のマジョリティという現象がここかしこで見られ、トレンドになっていくなかで、彼らはむしろ窮地に立たされているような気がしてならない。彼らにもしも何か言うことがあるとすれば、それは『カラミざかり』のラストのような、人間をそのまま肯定するといった方向の言葉でしかないのではないか。

 

思えば、この世界で人間だけがぼくときみ、そしてもう1人という欲望の三角形に悩む動物である。そのもう一本の直線がぼくらを絶望に追いやるかと思えば、その逆に一瞬の形勢逆転、征服へと導くこともあるだろう。同じマンガで例えるなら、それは『キングダム』の元野党団の武将桓騎が劣勢の状況から奇策を用いて一気に敵将の目の前に現れ、首を取ってしまう残酷さに似ている。いかに事が順調に運んでいたと思っても、一瞬で現実は崩れ落ちる。寝取りとは、かくも人間とは一筋縄ではいかない生き物だということの何よりの証左ではないか。

 

どれだけの人生経験を積んでも、ぼくらが人間という社会的動物である限り、倫理に反く行為をすることがある。それが倫(みち)ならぬ行為であるところの不倫とも言う。

 

そして忘れてはならないのは、寝取りは人間の宿命と言っても過言ではないということだ。人は誰かを傷つけ、そして傷つけられて生きていく。道徳的説教などのつもりでは毛頭ない。人間のリビドーはぼくたちを寝取りへと誘うというだけのことなのである。いや、じっと待っているのか、あるいは向こうからやってくるのか。

 

 

https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_136907/?i3_ref=search&i3_ord=4

 

ガールズバー

ハイスツールに腰掛けて、アメスピに火をつける。

 

ほんのりバニラの香りがする、暗めの小綺麗な店内が心地いい。

 

「どっかで飲んで来たんですか?」なんてお仕着せのあいさつから始まる。

 

でもままごとってやつは、当事者同士がベタさを自覚してやってるからこそ楽しいもんなんだ。

 

性搾取だって?そうだね。

 

ポリティカルコレクトネスの世の中では、ぼくは最低な性差別者だね。

 

でもぼくは潔く認めるよ。

 

合コンのような生殖のためのプログラムよりはいやらしくないって確信してるからね。

 

要するに、世間で言う道徳ってやつは自己破綻してるんだ。

 

 

この間は右も左もわからないような感じで

 

よそよそしくしてた君の方がよかったのにな。

 

今日はやけに積極的で、自信があるように見えるよ。

 

生意気なのは好きだけど、自信がある人間はやっぱり鼻持ちならないね。

 

 

成熟も責任も、本当は抗うべきものだよ。

 

みんな変に真面目になっちまった。

 

アリシアキーズとは違って、永遠の若さを約束する泉こそ求めているものだ。

 

 

それなのに、みんな正直にそう言わないんだ。

 

 

・・・

 

 

水割りがもはや水みたいになってきた。

 

やっぱりブルドックにしとけばよかったかな。

 

 

生身の匿名ってやつも悪くないね。

 

君と話してるとそう思うよ。

 

だから、誰でもいいってのは正しいし間違ってる。

 

「お酒強いですね!全然顔に出てないし。」

 

そうなんだ。

 

でも見かけによらずけっこう酔ってるから、

 

明日になれば君の顔なんてあんまり覚えてないんだよ。

 

次に会った時も髪形やメイクの些細な変化なんて気づかないから、初対面みたいなもんさ。

 

いずれにしても、君の顔と話し方は好きだよ。

 

無邪気っていう言葉が似合ってる。

 

親に感謝する前に、ブルデューでも読むべきだよ。

 

ところで君は人生を計画してたりするのかな?

 

バックドアとして、結婚にあやかるっていう生き方もあるよね。

 

その自慢の容姿を活かしてさ。

 

ぼくは計画しないけど、少なくともお墓には入らないつもりだよ。

 

 

 

 

成熟も責任も、本当は抗うべきものだよ。

 

みんな変に真面目になっちまった。

 

アリシアキーズとは違って、永遠の若さを約束する泉こそ求めているものだ。

 

 

それなのに、みんな正直にそう言わないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナワクチン~より大きな善のために

For the greater good  

 

コロナワールドはまだ終わらない。

 

コロナワクチン接種は問題を解決するどころか逆に問題を複雑化させている。

 

まず、コロナワクチン先進国であるイスラエルではワクチン接種の効果があまりないことが分かってきた。デルタ株の上陸以降、国民の8割近くがコロナワクチン2回接種を完了しているにもかかわらず、感染率も上昇し死亡者数も増加傾向にある。*1おそらく現状のワクチンではデルタ株に対して重症化予防効果が期待できないのだろう。

 

さらに、残念ながら、日本でのコロナワクチン大規模接種事業も、もしかすると徒労に終わる可能性が高い。なぜなら、デルタ株に関してはワクチンを接種していても人から人へ感染させるからである。デルタ株に感染した場合、ワクチン接種者の体内でも未接種者とほぼ同量のウイルスを生み出すという研究結果が公表されたのだ。*2これまでよく言われてきた「ワクチンを打たないと周りに迷惑をかける」という道徳的な説得は根拠がなかったことを意味する。

 

また、厄介なことに、コロナワクチンが原因でコロナの変異株が出現している可能性がある*3。フランスのウイルス研究の権威であるリュック・モンタニエ博士は次のように述べる。

・・・生命力の強いSARS-CoV-2ウイルスは、生き残りのため、ワクチンへの耐性を高めるために必死に自身を変異させ、また別の宿主(別の人間)にうつす力を高めました。その結果、薬への耐性が強く、さらに感染力の強い変異株が、ワクチン集団接種を実施している国、地域に大量発生しました。薬に耐性の強い変異に対して、現存のワクチンの防御力がなくなり、死亡率が上がります。同時に感染力の強い変異株の感染が拡大していきます。*4

実際に、上記の推測は数々の変異株の出現がコロナワクチン接種以降に重なることからも的外れとは言えないだろう。

 

以上の記述が示す重要なことは、コロナワクチンによる集団免疫獲得計画は崩壊したということである。コロナワクチンを打つ目的は集団免疫獲得であった。ところが、ワクチンを打っても人に感染させる、またワクチンを打つごとにワクチンを乗り越えるウイルスが出現するのであれば、コロナワクチンを大規模に接種する意義はどこにあるだろうか。*5

 

もうひとつ、重要な論点はコロナワクチンの副反応および長期的リスクである。

 

なぜか世間では接種翌日に熱が出たことや腕が上がらないことばかりが話題に上がるが、重要なのは今回のmRNAワクチン接種により人体で大量に作られるスパイクたんぱく質が人体に残り続ける恐れがあることだ。これにより、今後コロナ変異株や普通の風邪を引いたときに、キラーT細胞が人体に残っているスパイクタンパク発現細胞をいっせいに攻撃してしまうリスクがある。*6また、そもそもスパイクタンパクは新型コロナウイルス感染症でみられる肺炎、心血管障害、脳血管障害、神経疾患、血栓症といった多様な症状を引き起こす可能性が高いのである。*7

 

以上のような未来に起こり得るリスクももちろんだが、看過されてはならないのはコロナワクチン接種後の死亡についてである。

 

令和3年8月28日現在でコロナワクチン接種後死亡は1002人で接種との因果関係は不明だそうである。*8つまり、コロナワクチン接種によって亡くなったかもしれないしそうでないかもしれない事例が少なくとも1002件あるということである。コロナワクチン接種後に亡くなった27歳のプロ野球選手の死亡例*9や、異物が混入したモデルナワクチンを接種した30代男性が2人死亡した事例*10などは氷山の一角に過ぎないだろう。

 

以上、ここまでで簡単にコロナワクチンへの僕の見解を述べると、現時点でコロナワクチン接種による集団免疫確立は困難、そして接種後の死亡に関して1000件程度因果関係が不明なのであれば、因果関係が確定するまでは少なくとも職域接種などの集団接種は中止すべきである。そして、コロナ重症者に的を絞った治療薬の開発や導入という方策に転換すべきだろう。

 

コロナ死者ゼロを目指していた政府が、もしコロナワクチン死者ゼロを目指さないとすれば、それは「より大きな善のために」*11人々に犠牲になってくれと頼んでいるようなものである。

 

・・・

 

 

おそらくこの時代状況は大戦以来の錯誤であり、認知的不協和である。

 

手垢のついた戦争との比較はできれば避けたいところだったが、やむを得ない。

 

作家の猪瀬直樹氏が言ったように、コロナウイルスによって全世界で時が止まった、これは大戦以来だという指摘はそのとおりであるように思う。

 

驚くべきことに、言論統制も行われている。実際に、上記で引用したこの動画Dr.苫米地英人がコロナワクチンを解説 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

YouTube版はすでに削除されてしまった(ガイドラインに抵触するみたいな理由で)し、他にも削除された動画やら記事は数多くある。何らかの圧力があるとしか思えない状況である。ぼくが今回引用した情報ソースもいくつかは削除されるかもしれない。

 

削除の理由はコロナワクチンに関する誤った情報を広めているからということのようだ。しかし、可能性やリスクの話をしたらそれは誤った情報なのであろうか。そんなに躍起になって削除せずとも、誤りやデマは実験によって証明されるだろう。むしろ、そのように言論検閲、統制、封殺する態度そのものが、コロナワクチンに関してなにかやましいことがあるのではないかという人々の疑問を駆り立ててしまう。

少しでもコロナワクチンに不利な情報が出るとすぐさま規制される現状は異常であることは間違いない。

 

戦時下の日常を追体験することで分かることは2つある。

 

一つは、大きな流れに対抗する言論は驚くほど力をもたないこと、そして2つ目は物事は驚くほどにひとつの方向に流れてゆくことだ。

 

日常は拍子抜けするほど「平和」であり、自覚している者とそうでない者では相当見えている景色が異なっている。とはいえ、自覚できた者ができることはあまりないのである。

 

ぼく自身、テレビはもちろんのこと、最近はLINEニュースさえも見ないように心がけている。すべてが何か大きな流れに沿ったニュースに見えてしまうからだ。

 

陰謀論が出てくるのにはきっと理由がある。今ある大きな流れとは別の、違うストーリーを考えなくては納得できないからだ。

 

実際に大きな流れがもしあるのだとしたら、おそらくグローバル企業の利権である。実際、mRNAワクチン開発者のロバート・マローン博士がTwitterで「イスラエルファイザーは今後10年間コロナワクチンの有害事象報告は挙げないことで合意した」という趣旨のツイートをした。*12

 

脳機能学者の苫米地英人氏によれば、おそらく国と製薬会社が事前に合意したものしかワクチンの副反応被害は救済されず、国が事前承認済みの副反応以外を認めれば国が製薬会社から訴えられるだろうとのことである。*13

 

グローバル企業が国の司法よりも上の立場で世の中を動かしていくことはデマでも陰謀論でもなく、TPP以降の常識となっている。実際、過去にアメリカの製薬会社がカナダの法廷での決定に対して訴訟を起こした例がある。

 

アメリカの製薬会社の Eli社の場合は、こうです。 ・・・ Eli社は、彼らの特許権の延長をカナダの法廷が認めなかったことを不服とし、600億円の賠償請求をしています。・・・ここで考えなければいけないことは「一国の裁判所の判断を他国の一私企業が納得がいかないからといって訴えても却下されていない」という事実です。勝敗がどうであれ、これは内政干渉とも言える事態なのです。*14

 

 

*15

 

・・・

 

そもそも、ぼくたちが立っていた前提は正しいのだろうか。

 

コロナ陽性者と感染者とは?コロナ陽性とはPCR検査でコロナウイルスの死骸も含めたウイルスが検出されることであり、当然無症状者も含まれる。*16そもそも、PCR検査はCT値をあげればいくらでも陽性判定ができてしまうことはよく知られるようになった。

 

ぼくたちがこれまで見てきた数字は何だったのだろう。実態はもっと楽観視してよいものなのではないか?実際、デルタ株云々と騒がれている現在(令和3年8月25日時点)でさえ、コロナ死者数は13585人、20代・30代の重症者割合は0%である。*17日本で毎年2万人自殺しているとき、みんなこんなに騒いだだろうか。ブースター接種などと言って3回目のワクチンを今後打っていったとき、いったい何人の人間が因果関係不明で死んでいくだろうか。

 

コロナワクチン接種による死者を許容するのに、どうしてコロナ感染による死者は許容できないのだろうか。どちらも同じ博打であれば、許容できる博打とそうでない博打があるのはどうしてだろう。その境界線を倫理と呼ぶのであれば、世の中はいよいよ狂っていると言わなければならない。

 

「より大きな善」はたしかにこの世にあり、そのために死亡者が出ようとも世の中が動いていくことが明らかになった。

 

コロナワクチン接種により重篤な副反応が出ようが死者が出ようが、一度設定された「より大きな善」ーコロナによる死者は1人も出さないーのためならば、この国は、というより世界はどこまでも不合理なことをするだろう。それは誰も逆らうことのできない大きな濁流であり、境界線が引かれてしまったが最後、もう後戻りはできない。

 

すでに集団接種の根拠が潰えたワクチンをいまだに推進する政治家や医師や専門家の動機はなんだろう。決断することへの恐れや怠惰、今さら引くに引けぬという燃えカス程度の意地、あるいは補償金に釣られて職業倫理を捨ててしまったのか、あるいは、特に政治家は製薬会社との契約によって接種推進することが義務付けられているのだろうか。

 

いずれにせよ、この世界の流れを自覚した者にできることはほとんどない。

 

夕暮れ時になると、幼いころによく聴いたドヴォルザーグの「遠き山に日は落ちて」が頭の中をゆったりと流れてくる。今もこれを聴くと、一日が終わっていく寂しさのような感情が湧いてくる。だが、それと同時に、今はこの調べが、永井荷風が鐘の音に見出したような忍辱と諦悟のささやきとして、ぼくを慰めてくれる。

 

 

 

 

 

*1:接種率78%「イスラエル」で死亡者増加のなぜ | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

*2:CNN.co.jp : デルタ株、感染したらワクチン接種者でも同じウイルス量 米CDC デルタ株、ワクチン接種後感染者も感染広げる可能性、証拠を確認 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)

*3:ファイザー社「コロナワクチンの “耐性変異種”が登場する可能性あり」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース 

*4:ワクチン集団接種は変異種発生の原因!? | オピニオンの「ビューポイント」 (vpoint.jp)

*5:Microsoft PowerPoint - ②ー2~6【旧⑤ー2~4】発生動向グラフ20210825 (mhlw.go.jp) コロナワクチンによって重症化が防げているのだからワクチン接種に意義があるという意見はもっともである。しかし、それならば、もともと重症者が他国に比べて非常に少ない日本で、若年者も含めて集団接種とする意味はあったのかは問われなければならない。

*6:YouTube版は削除されたのでこれももしかしたら消される⇒Dr.苫米地英人がコロナワクチンを解説 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

*7:ワクチンでも作られるスパイクタンパク質が単独で体にダメージを与える可能性(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

*8:ワクチン接種後死亡1002人「接種と因果関係」結論づけられず | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

*9:中日・木下雄介氏が死去 「ワクチン接種」に選手から不安の声 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

*10:モデルナ製ワクチン接種30代男性2人死亡、因果関係は不明 異物混入瓶と同時期同工場製造の別ロット:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

*11:【ファンタビ】グリンデルバルドのキャスティングに批判?!ジョニー・デップ演じる映画の見どころ (castel.jp)

*12:Robert W Malone, MDさんはTwitterを使っています 「This is key to understanding "what the heck is going on". Apparently in Israel, I am told by Israeli scientist, the agreement between Pfizer and the government is that no adverse events from the vax are to be disclosed for a minimum of 10 years.」 / Twitter

*13:同氏のTwitterより。コロナワクチンに関する一連のツイートを大意としてまとめたもの。

*14:『TPPに隠された本当の恐怖: ついに明らかになった危険すぎるシナリオ』苫米地 英人著

https://a.co/0ubm6xE

*15:TPP解説「苫米地英人」国家を企業が支配する時代に - YouTube

TPP協定のISDS条項の危険性を告発 公共の福祉が攻撃対象に | 国会報告 | 山添 拓 参議院議員・日本共産党 (yamazoetaku.com)

*16:PCRを日々使っている野村慶太朗社長が、皆が知るべき大前提を書いています。「日本は完全に狂っている!」 - 思索の日記 (クリックで全体が表示されます) (goo.ne.jp)

*17:Microsoft PowerPoint - ②ー2~6【旧⑤ー2~4】発生動向グラフ20210825 (mhlw.go.jp)